家づくりの豆知識

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地盤編

地盤の良しあしや安全な地盤について。

地盤の良しあし

・ここで言う「良い悪い」は、地耐力が大きいものを良い、小さいものを悪いといいます。
地盤が、安全に建物を支える力をいい、大きい方が優れています。何十年も支えていく力を「長期許容支持力」、地震や台風、積雪等の短期間にかかることを支える力を「短期許容支持力」といいます。
長期許容支持力 X 2 =短期許容支持力
という式で表せるように、「短期許容支持力」をクリアできればOKです。
単位は KN/㎡ または t/㎡ です。
「1平方メートル当たり○○KN(キロニュートン)または ○○t(トン)支持することができる」と言います。

安全な地盤

安全な地盤とはどんなところでしょうか?具体的には岩盤の上など、強固な地盤ですが、現在の日本の国土に岩盤に建つ家はとても少ないのが現状です。粘土質や、砂質地盤等の問題のある地盤の方が多いです。砂質で粒子がそろっていると、地震で「液状化現象」が起きやすいのは、新潟地震でお分かりと思います。強固でない地盤は「地盤改良」によって安全な地盤にすることができます。

地盤調査

「瑕疵担保履行法」の施行で、地盤調査は必須になっています。
「住宅の品質確保促進法」は新築住宅に重大な瑕疵が見つかった場合、請負人が10年間責任を負って直しなさい。という法律が平成12年に施行されました。平成19年に施行された「住宅瑕疵担保履行法」では新築住宅を10年間保証するために、責任保険を付けることが義務付けられました。平成21年10月以降の引き渡しの建物から「住宅瑕疵担保履行法」の対象になります。保険で補償するためには、建物だけをいくら頑丈につくろうが地盤が崩れれば、どうしようもないという事です。

地盤改良

住宅の地盤改良には、表層改良と柱状改良の2つが多く使われています。
「表層改良」は比較的浅い深度で、地耐力が確保できる場合有効です。
セメント系固化剤と掘り起こした土を混ぜ、強固な土質にする工法です。
長所としては、固化剤による地盤の汚染はなく、比較的安い工事費で施工できます。
「柱状改良」は表層改良では施工できない深度で7メートルくらいの深度まで施工できます。
600φの杭の直径でセメント系固化剤と土砂を水で混ぜ、攪拌しながら施工します。
長所としては、杭頭の支持力と、杭の表面の摩擦により支持層がなくてもある程度、施工可能です。また、ごく軟弱地盤では、「鋼管杭工法」での施工が必要となる場合もあります。
稀ではありますが、土壌との相性により、地盤への六価クロムの溶融の可能性があります。ご心配の場合、業者にご相談ください。
表層改良まで必要なく、布基礎では地耐力が足りない場合があります。その場合はベタ基礎が有効です。
どちらにしても、建物全体の重量が重くなるので、考慮が必要です。

2009-04-22 基礎編 家づくりの豆知識の一覧
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